AI導入は、もはや当たり前の時代突入です。例えば、IT系の世界はどうでしょう。ディープラーニングを応用した音声認識でいうと、スマホやPCに搭載されている音声認識機能があります。人が話しかけると、いろいろと適切な回答が返ってきます。スマートスピーカーと言われる機器に向かつて、声を掛けると、質問に答えて、天気予報を教えてくれたり、旅行先までの距離を教えてくれる、といった現実があります。一部検索エンジンでも同様な同じ使い方ができます。家電量販店に行けば、多数のメーカーから同様のスマートスピーカーが売られ、専用コーナーまであるのがよく行かれる方はご存知でしょう。これらはすべて、ディープラーニングによる音声認識技術によって動作しているのです。また、よく使われているのが検索エンジンの一部機能にもなっている翻訳機能は、巷では「最近は翻訳機能の精度が高くなったから、結構使えるね」という声が聞こえてきます。知らずしらずのうちに、日常的にAIの便利さを享受している、という現状です。最近気が付きませんか?動画サイトで、レコメンデーション(recommendation、推薦)機能というのがあって、次にどの動画を流せばこの人は見てくれそうか、その確率の高いものを表示してくれていますよね。大手通販サイトでは、書籍や商品を選ぶと、やはりレコメンデーション機能で「よく一緒に購入されている商品」とか「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」などと、他のおすすめ商品を案内された経験がありませんか。IT業界ではかなり前からAIが使われています。これらを見ても明らかなように、AIは日常生活に既に「当たり前」のように使用されています。繰り返しますが、「AIって何?」 という時代から「AIを運用し、活用する」時代へ好むと好まざるとに関わらず突入しているのです。