実はあなたのウェブ・サイトを検索結果の上位に表示させるという手法というのは、 SEO以外にもう一つ存在する。 現在、多くのウェブ・サイトがSEO対策に力を入れていることから、簡単にランクを アップさせることは難しくなっている。また検索順位はあくまで検索エンジン側が決 めることであり、確実に順位が上がるという保証はどこにもないし、結果が反映され るまで時聞がかかるという問題もある。しかし現実には、もっと早く検索結果の トップに表示したいというケースが少なからずある。 例えばテレビCMなどで、「OOで検索して下さい」というような形でインターネットと連動した短期間のキャンペーンを実施する場合。作ったばかりのキャンペーンサイトを 検索結果の１位に表示させるのは到底不可能だが、かといって１位に表示されるまでキャ ンペーンの開始を待つ訳にもいかない。この ような場合は一体どうすればよいだろうか? そこで登場するのが「検索連動型広告」 (リスティング広告)である。これは、検索サービスで検索したキーワードに応じて、そ のキーワードに適した広告を検索結果に表示するという広告形態のこと。グーグルやヤフー・ジャパンで検索してみると、検索結果の上部や横などにテキストの広告が表示されることがあるが、これがまさにリス テイング広告なのである。 リステイング広告はもちろん 広告なので、 SEO対策と違って確実にお金がかかる。 だが不確実で成果が出るまで時聞がかかるSEO対策と比べ、お金をかけさえすれば時間をかけず、かつ確実に検索結果上位への表示が可能となる。 またバナーなど他の広告形態と比べても、検索キーワードという利用者が求める要素に応じた広告が表示されるようになっている。それゆえ広いアピールには向かないものの、広告の確実性は高い。 こうしたことからリスティング広告は現在、インターネット広告に欠かすことのできない存在となっているのだ。ちなみにリステイング広告の代表としては、グーグル の「グーグル・アドセンス、ヤフーの「ヤフー・ジャパン・リ スティング広告」などが挙げられる。